ADHD、ASD、うちの子は結局どっち?

ADHD(注意欠陥多動症)とも、ASD(自閉スペクトラム症)とも言われたのですが、うちの子は結局どちらなのでしょう?

細川院長

発達障害の各障害は重なる部分が多く、併存することがよくあります


発達障害には、 ADHD(注意欠陥多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)、LD(学習障害) などがあります。

発達障害は 連続性(スペクトラム)の障害であり、お互いに重なり合う部分が多く、それぞれの要素を併せ持つことがよくあります。
逆に、一つだけの特性が表れる場合の方が少ないとも言えます。

【例】
ADHDの不注意+ASDのコミュニケーションの問題

いろいろな特性を併せ持つため、「同じ診断名なのに、うちの子とあの子は全然違う」ということが一般的によくあります。

また、子どもの場合、成長の過程で変化していきますので、途中で診断が変更になることも少なくありません。

大切なのは診断名ではなく、今抱えている課題を的確に把握することです。
あまり診断名にとらわれることなく、解決したい課題に対応していきましょう。